3分でわかる「これって経費になる?」
「これ、経費にして大丈夫かな?」
事業をしていると、そんな疑問を持つ場面は少なくありません。
経費として認められるかどうかは、「仕事との関連性」があるかどうかが大きなポイントです。
今回は、お客様からよくいただく質問を10項目にまとめました。
1. スーツ代
結論:×(原則認められません)
理由:普段使いできるためプライベートとの区別が困難です。作業着や制服は経費になります。
2. 仕事相手とのランチ代
結論:◯(仕事の打ち合わせなら可能)理由:商談目的であれば会議費として経費になりますが、個人利用は不可です。
レシートに「誰と・何の目的で」をメモしてください。
3. カフェでの飲み物代
結論:◯(仕事での利用なら可能)
理由:資料作成や取引先との面談など、事業のための利用であれば経費です。
4. 自宅の家賃
結論:△(家事按分が必要です)
理由:事業用スペースの面積や時間割合に応じ、家賃の一部を「家事按分」として経費計上します。
5. パソコンやプリンター
結論:◯(金額によって処理が異なります)
理由:10万円未満なら一括経費可能です。10万円以上は通常、数年に分けて減価償却します。
※青色申告の特例で30万円未満まで一括処理できる場合もあります。
6. スマートフォン代
結論:△(公私混同なら按分が必要)
理由:通信費全体から、仕事で利用した割合(%)を算出し、その分を経費に計上します。
7. 車のガソリン代・駐車場代
結論:◯(仕事移動分は可能)
理由:営業などの移動費は経費ですが、私用との兼用の場合は走行距離等で按分計算を行います。
8. 家族への給与
結論:△(届出が必要)
理由:青色申告で、事前に税務署へ「青色事業専従者給与に関する届出書」を提出し、適正額であれば経費です。
9. セミナー・書籍代
結論:◯(事業関連なら可能)
理由:事業に直接関連する知識の習得や書籍は経費ですが、趣味や個人的な自己啓発は認められません。
10. お歳暮・手土産
結論:◯(取引先への贈り物なら可能)
理由:取引先との関係維持・円滑化を目的とする場合「接待交際費」になります。記録(誰に・目的)と領収書を保管してください。
税理士からのワンポイント
税務調査では、内容が説明できないと経費として否認される恐れがあります。レシートに『○○株式会社××様と打ち合わせ』など簡単なメモを残す習慣が、いざというときの確実な証拠となります。
「経費になるかどうか」は、一律に判断できるものではありません。
「これはどうなんだろう?」と迷ったときは、自己判断で処理する前にご相談いただくことで、安心して日々の経理を進めることができます。
